2015.11.21  その他

JAXA等、温室効果ガス観測衛星「いぶき」によるデータを発表

二酸化炭素平均濃度、28年中に400ppmに達すると予測
11月16日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)等が、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT=ゴーサット)」の観測データを発表した。

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「いぶき」は、環境省、国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)、JAXAが共同で開発した、温室効果ガス観測専用の衛星。このような観測のための衛星は世界初で、平成21年1月の打ち上げ以降、現在も観測が続けられている。

今回は「いぶき」のデータを使い、地上から上空までの地球大気全体の二酸化炭素平均濃度を算出した結果が発表された。

発表によれば、月別の平均濃度は年々上昇しており、今年5月には約398.8ppmを記録したことがわかった。また、季節変動を除外した2年程度の平均濃度値(推定経年平均濃度)は7月に約398.2ppmに達している。

このまま上昇が続く場合、遅くとも平成28年中には、両数値とも400ppmを越すことが予測される。

地表面だけではなく大気全体のデータを把握 国民に周知
二酸化炭素の濃度については、世界気象機関(WMO)などいくつかの機関が各地で地上観測を実施、データを公表している。

「いぶき」は地上だけではなく上空も観測しているため、地表面から大気上端まで、待機全体の二酸化炭素の総量を観測できる。このデータは地球温暖化のリスクを算出・予測する上で不可欠である。

環境省、NIES、JAXAは、二酸化炭素濃度が上昇している事実を一般国民に知らせ、温室効果ガス排出の抑制を促進することをねらいに、今回のデータをウェブサイトで公開していく。

(画像はプレスリリースより)




JAXA
http://www.jaxa.jp

JAXA/プレスリリース
http://www.jaxa.jp/press

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